
F1を遥かに凌ぐスピードと性能、そしてAIによるサポート等最先端テクノロジーを取り込んだマシンで競う、次世代のモータースポーツ"サイバーフォーミュラ"。『サイバーシステム』の開発者を父に持つ14歳の少年、風見ハヤトは、父の開発したAIを搭載するニューマシン『アスラーダ』の争奪戦に巻き込まれ、否応なしにドライバー登録されてしまい、過酷なサイバーフォーミュラに参戦することになった。チームメイトやライバル、そしてアスラーダから時には教えを受け、時には衝突しつつレースを重ねる。 アスラーダを軍事利用しようと企む一派に父が殺されたことを知らされ、一度は絶望の淵に立たされるハヤト。彼は危険を回避するために身を隠していた母や、真相を知り「ナイト・シューマッハ」と名を変えてハヤトを守ってきたあすかの兄「菅生修」、そしてチームクルーに支えられどうにか立ち直る。そして本来アスラーダを搭載するはずの、父の遺したニューシャーシ『スーパーアスラーダ』を手に入れ、グランプリに改めて挑む決意を固めた。それは「父の作ったマシンでチャンプになる」という、新たな夢の出発点でもあった。

S5 E5 • 2000/3/17
最終戦の日本グランプリ予選。ハヤトは好調に高タイムをたたき出す。加賀はZEROの領域で今にも失神寸前になりながら気力を振り絞る中、昔のライバル姿が見えクラッシュしてしまう。病室で目覚めた加賀はフラフラになりながらピットに戻ろうとする。 今日子はそんな加賀をレースから外そうとするが、今日子の気持ちが分かる一方、もう止められないことも知っているあすかは、逆に今日子を説得する。 凰呀の状態は加賀以上に深刻だった。頭を抱えるグレイたち。そこへ突然現れた、ゴーグル姿の「通りすがりのメカニック」はハヤトも加賀とベストな状態で戦いたいことを伝えると、凰呀にも転用できるパーツの供給を申し出、自ら凰呀の修理を手伝い始める。最初は唖然としたグレイだったが、互いの仲間のために協力して凰呀を仕上げるのだった。 そして、同・決勝。加賀はこの一戦にすべてを賭ける証に髪を切り、黒く染めると、ハヤトに最後のチャレンジを挑んだ。序盤からハヤトと加賀の一騎打ちが続くが、ハヤトのすきのないブロックになかなか抜くことができない。諦めかけた時、いつもの「勝ってきなさい」と今日子の声がインカムから聞こえてきた。これ以上ない声援を受けて再び闘志をたぎらせた加賀は、サーキットを駆け抜けた。そして最終コーナー、競り合ったアスラーダと凰呀は、最後に凰呀が根性のブーストをかけたことで逆転。最後の最後に勝利をもぎ取る。一度だけとは言え念願を果たした加賀は宣言通りサイバーフォーミュラを引退しインディに戻る。それはブリード加賀が「加賀城太郎」に戻った日のことだった。
主要キャスト