
戦国時代の房総半島安房国、里見家に殺された玉梓(菅野美穂)の呪いから逃れるべく自害した伏姫(仲間由紀恵)の腹8つの玉が飛び散った。伏せ姫の許婚だった大輔(渡部篤郎)は出家して、その玉を探す旅に出る…。 仁義礼智忠信孝悌とそれぞれ記された8つの玉を持つ若者たちが、やがて危機に瀕した里見家を救うという、滝沢馬琴が江戸期に記した超大河小説を原作とした時代劇TVムービー大作。小説からインスパイアされたオリジナルストーリーで攻めた深作欣二監督の映画版とは大いに異なり、勧善懲悪を前面に打ち出した気持ちのよいエンタテインメントに仕上がっている。滝沢秀明ら八犬士の面々もそれぞれ個性豊かに描かれているが、怨霊と化した女の執念と哀しみをともに際立たせる菅野美穂の演技力にはいつもながらに感嘆させられる。ともあれ、こうした古典が時を越えて映像でよみがえるのは喜ばしい傾向ではある。

S1 E2 • 2006/1/3
行方不明になっていた浜路は「智」の玉を持つ犬坂毛野(山田優)のいる女田楽に助けられ、旅を続けていたが、玉梓が乗り移った尼僧・妙椿(菅野美穂・二役)に襲われ、祠へと連れて行かれる。妙椿は扇谷定正(大杉漣)と足利成氏(京本政樹)を結託させ、里見と戦わせようと画策し、二人の大将に呪いをかける。その一方で遊女・船虫(ともさかりえ)を使って八犬士の命を奪おうとする。 信乃と現八は、父・赤岩一角(陣内孝則)を化け猫に殺された、「礼」の玉を持つ犬村大角(勝地涼)を助ける。荘助と小文吾は馬加大記(佐野史郎)の屋敷で毛野と出会う。「仁」の玉を持つ犬江親兵衛(山下翔央)はゝ大に拾われ、育てられていた。 里見城には扇谷、足利の軍勢が迫り、義実のもとには八犬士が集結する。
主要キャスト