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登録火山島をおおう水路網 バリ島は、元は荒れ果てた火山島。 それをアジア有数のコメの産地に変えたのが、島を覆う水利システム。 起伏に富んだ地形を縫うように作られた水路は、すべて農家の手堀り。延べ190kmにもなるトンネル水路も造られ、山の向こう側まで棚田を広げたのです。 1600を超える水寺院 水を神と崇めるバリ・ヒンドゥー教。 水を祀る“水寺院”が島の各地に建てられています。その数何と1600以上。 水は水寺院で浄められ、各水田に分配されます。 農作業とも深く関わる水寺院──不作や災害が起こると、農家は水の神に五穀豊穣を祈ります。 水の掟で結ばれた農家 水を平等に分配するため、農家は厳しい“水の掟”で結ばれています。 ひとつの水路を共有する農家の集まりはスバックと呼ばれ、バリ全域に1600あるスバックが共同で水を管理しコメ作りを行っています。 水で繋がる農家が1000年続く空中水田を守っていました。 “最後の楽園”と謳われるインドネシア・バリ島。 その内陸部に、あまり知られていない絶景があります。標高1,000m前後の高地に広がる一面の棚田“空中水田”です。 棚田作りがはじまったのは9世紀頃。平地の少ないバリ島で、農家たちは山や谷を切り拓き耕作地を広げてきました。 数千、数万の水田を支えているもの…それはバリ島独特の“水への信仰”と、農家たちの手で島中に張り巡らされた“精緻な水利システム”でした。
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