
幼いころから柔道に打ち込んできた主人公・黒沢心。オリンピック日本代表の呼び声も高かったが、怪我がもとで選手生命を絶たれたため柔道から退き、就職を決意した。大手出版社・興都館の就職試験を受けた志望動機は、子どもの頃に柔道を扱った漫画を胸を熱くして幾度も読み返し、それがきっかけで柔道を始め、情熱を傾ける青春を送れたことが何より大きい。かつて自分がそうであったように、読者が“何か”を得るような「漫画」を作りたいと熱意を語り、採用される。入社後、週刊コミック誌「バイブス」編集部に配属され、編集者として歩き出す。

S1 E10 • 2016/6/14
心(黒木華)の熱いプレゼンにより、連載決定会議で連載を勝ちとることができた中田(永山絢斗)の「ピーヴ遷移」。最新話が掲載された途端、瞬く間に話題をさらい、高畑(滝藤賢一)をはじめとする人気漫画家からもその類まれなる異才っぷりを嫉妬されるほどだ。 単行本の発売に向け、五百旗頭(オダギリジョー)、安井(安田顕)、壬生(荒川良々)らバイブス編集部員や、営業部の小泉(坂口健太郎)も自ら中田のサイン会を考案するなど、一丸となり中田のデビューをサポートしてくれている。 そんな中、母親のような心の心配をよそに、寝食を惜しみ身を削って作品に没頭する中田は、精神的に作品の世界にのめりこんでしまう。「誰かがこちら側に繋ぎとめてあげないと」という三蔵山(小日向文世)の言葉を胸に、心は中田のためを思い厳しく接するが、そんな心の態度に激高し避けるように…。互いに夢を叶えるべく順調にいっていたはずの2人の間には、亀裂が生じてしまう…。 一方で、受賞すると漫画の知名度と売り上げが格段に上がる、近代芸術文化賞の漫画部門大賞の選考が始まった。巷では、大賞はバイブスの「ツノひめさま」かライバル誌エンペラーの「ヒッチポッチ」かと噂されており、「ツノひめ」の受賞を狙うバイブスは、全力で作品を大プッシュしている。 そして大賞発表当日、編集長・和田(松重豊)のもとに一本の電話が入る—。
主要キャスト