
実際に存在する高校生レストラン=「まごの店」をモデルに、料理人としては一流だが教師としては未熟者の新米臨時採用教師と、閉塞感を抱え将来への夢や希望を容易には持てない高校生たちが、ぶつかり合いながらも料理を通じて成長し、やがて“高校生レストラン”こそが、生徒と社会を繋ぐ真の教育の場であることに気づいていく姿を爽やかな感動と共に描く、今どき珍しい“まっすぐなドラマ”。
S1 E9 • 2011/7/2
新吾(松岡昌宏)のもとに、前に勤めていた料亭のオーナー・風間(高橋克実)から連絡が入る。名古屋に新しい店を出すので、ぜひ店長になって欲しいという。「そろそろいいだろう、高校生を育てるのは」という風間の言葉に、新吾は返事を保留する。一方、調理クラブでは3年生たちの進路が次々に決まっていた。岸野(伊藤英明)が奔走した「せんぱいの店」にも数名の部員の進路が決まっていた。だがまだ陽介(神木隆之介)ら5人の進路が決まっていない。陽介は新吾のように、東京の料亭で修業したいと考えていた。進路の決まらない先輩たちのために、真衣(川島海荷)は「何か自分たちにできることはないか」と考える。真奈美(三吉彩花)が「先輩たちの料理を就職先の会社の人たちに食べてもらえないか」と言い出し、岸野は「それや!」と飛びつく。そして岸野はレストランに県内外の調理関係会社や店のオーナー、ホテル関係者などを招待して料理を食べてもらう“プレゼンテーション開店”を行うことにする。新吾にももちろん異存はなかった。岸野は先輩想いの後輩を育てた新吾に改めて感心する。だが新吾は岸野に、風間から誘いがあることを言い出せなくなっていた。そして“プレゼンテーション開店”当日。新吾はすべてを生徒に任せ、様子を見守ることにする。緊張のなか料理を間違って出したり、お客様からの質問に詰まる生徒もいた。が、そのたびに彼らはお互いをフォローし合い、なんとか切り抜けていく。閉店後、新吾は客からの感想をみんなに伝えた。「料理の味はそれほどでもないという意見が多かった」……新吾の言葉に落胆する生徒たち。しかし新吾はこう続けた。「みなさん大変に褒めてくださった。お前たちの一生懸命な姿が伝わったんだ」――なんとホールでの接客ぶりを評価したホテルの関係者から、卒業したら雇いたいというスカウトもあった。感激のあまり泣き出した生徒たちを見て、新吾は彼らを心から愛おしく感じている自分に気づく。その夜、新吾が料亭から誘われていることを知った岸野は、新吾に言う。「お前は、自分の夢を叶えろ」――果たして新吾の下す決断とは?東京で修業をしたいと願う陽介の夢は叶うのか?
主要キャスト