
サカナクションの山口一郎が、うつ病に苦しんだ2年を赤裸々に語る。現在回復には向かいつつあるが、症状は一進一退を繰り返している。しかし、この春サカナクションを率い、2年ぶりの全国ツアーに挑んだ。「うつ病を抱えている自分だからこそ、新しい音楽世界を作れるはず」という決意である。日本では、15人に1人がうつ病を抱えていると言われる。うつとともに生き、歌い続ける姿は、今を生きる私たち自身の物語でもある。

S1 E3 • 2025/12/31
私たちはNHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」(2024年5月5日放送)、そして「山口一郎 “うつ” からの再出発〜サカナクション「怪獣」との格闘〜」(2024年10月25日)で、うつ病を抱えながら音楽活動を続ける山口さんに密着し、その中で「怪獣」の創作活動に取り組む姿をドキュメントした。結局、番組では、「怪獣」を完成させることができず、ワンコーラスのわずか2分3秒の演奏という未完のパフォーマンスで終わり、無念のラストシーンで終わる。 今年11月14日、「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手発表の知らせを聞いて、私たちは再び山口さんの取材を始めた。前回の取材から1年半あまり、現在は“うつ”とどのように向き合い音楽活動を続けているのか、未完の「怪獣」はどのように完成に至ったのか、そしてサカナクションは紅白でどんなメッセージを伝えようとしているのかー。山口さんは紅白出場の発表当日、自身のSNSで「山の尾根の上を歩くように、上がったり下がったり揺れ動いてきたここ数年の葛藤」という表現でこれまでの日々を振り返っている。今回番組では、山口さんに独占ロングインタビューを行い、心の稜線を描いていく。さらに、サカナクションの紅白本番に向けたリハーサルにも密着取材を行い、メンバーの思いにも迫る。 日本では、15人に1人がうつ病を抱えていると言われる。山口一郎の“うつ”とともに生き、歌い続ける姿は、今を生きる私たち自身の物語でもある。
主要キャスト