
都内にある古いビルの中に、「稲生心療内科」という古びた看板が掲げられた診療所がある。診療所の主の名は稲生知性(いなお・ちせい)。医師免許を持った立派な心療内科医だが、稲生の元に訪れるのは、原因不明な身体の不調に悩む患者たち。そんな患者を連れてくるのは、稲生の医学部時代の同期で精神科医の中岡俊子。中岡は、自らが経営する心療内科クリニックに訪れる患者の中で、自分の手には負えない患者を稲生の元へ案内するのだ。 稲生は人とは違う能力を持っている。それは「患者に取り憑いた怨霊が見え、会話ができる」というもの。稲生が患者を診察するとすぐそこに怨霊の姿が現れる。身体の不調は怨霊がその患者に取り憑き、霊障を起こしていたことが原因だった。“心霊内科医”である稲生知性の診察方法は、人間と怨霊、両方に対する徹底的な問診である。なぜ取り憑いたのか?または、なぜ取り憑かれたのか?原因は人間、または怨霊どちらかにある。怨霊が取り憑くには、必ず理由がある。しかし問題なのは、人間も怨霊も、本当のことを言っているとは限らないことだ。怨霊はこの患者に殺されたと訴える。しかし患者に聞くと殺してなどいないと無実を訴える。嘘を吐いているのは人間か?それとも怨霊か?まるで刑事か探偵か弁護士のように患者と怨霊、双方の言い分を聞いて、どちらが嘘を吐いているのか暴き、真相を突き止めていく! 稲生と患者、そして怨霊の心理戦が始まる…!

S2 E4 • 2023/12/30
「私を殺した人間を思い出した!」赤崎理沙の怨霊が動き出し、ゆっくりと左手を上げて稲生を指差した。「おまえだ!」稲生は無表情。高橋は驚愕。「知性?」 稲生以外、何も見えない中岡が「どうしたの知性?何が起こってるの!?」と言うが稲生は何も答えない。稲生はブラインドを開け、何も解決しないまま治療を終わらせた。そんな稲生に、高橋が不審気な視線を送った。中岡が稲生に何があったのか聞くが、稲生は言うべきことは何も無いと言う。髙橋が「なぜ俊子に教えない?」と問うと、稲生は「時間の無駄だからだ」と言う。「事実でないことって何?」と中岡が食い下がるが、稲生は無視する。 翌日。街の喫茶店に向かう中岡。同級生の亜加理と待ち合わせていた。亜加理はある事実を中岡に告げる。「え!?なにそれ」中岡はある事実を聞いて、驚愕に眼を見開く――
主要キャスト