
バチカンからイタリアの国営放送を通して手塚治虫に「ぜひ聖書をアニメにしてくれ」という依頼が来ました。クリスチャンではない手塚治虫が描く聖書の世界。それを観たいというリクエストだったようです。手塚治虫はその依頼に応えて、二年もの歳月を費やしてパイロット・フィルムを完成させました。それはノアの箱船神話を描いたもので、手塚治虫自身がシナリオはもちろん原画まで描くという情熱で作品作りに臨んだのです。けれど、やはり制作途上で本人は「神の下に召されて」しまい、作品は出崎統監督に引き継がれ完成することになります。
S1 E26 • 1997/5/9
ナザレからベツレヘムへとマリアは旅していた。ヘロデ王がユダヤ人たちからも税金を徴収すると決め、全員の住民登録を求めたためだった。身重のマリアにはつらい旅だった。しかし、体の中に聖なる命が宿っているのだという使命感で、マリアはつらさに耐えていた。マリアと夫のヨセフはいとこのエリザベトの家へと着く。その家にも赤ん坊がいた。名はヨハネ。マリアはこの家の馬小屋で男の子を出産する。空に予言の星が輝く夜のことだったーー。
主要キャスト