埠頭の水面が朝陽を受けて揺らぐころ―「バンッ」目覚まし時計を勢いよく止める手。乱雑に絡まった布団を蹴って、低く唸りながら伸びをする。カーテンからこぼれる光が当たるのは、机に置かれた"あの日"の集合写真。「いってらっしゃい、お兄ちゃん」送り出す声を背中に、ドタバタと家を飛び出していく。立ち漕ぎの自転車から見上げた先には、青い初夏の空―八神太一、17歳、高校生。今、再び冒険が進化する―
2018年5月5日
2017年9月30日
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